日経平均が低調ですね
【ニュース】
東証10時、1万500円近辺でもみ合い SQ値を上値メドと意識
11日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は前日終値を挟み、1万500円近辺でもみ合っている。円高や4~6月期の国内総生産(GDP)改定値が下方修正されたことを受け、下げ幅は一時70円近くまで広がっていた。ただ、自動車株や非鉄株などに外国人投資家による押し目買いの観測も聞かれ、下値は限られた。日経平均先物にも押し目買いが入り、日経平均を支えた。東証株価指数(TOPIX)も前日比横ばい圏でもみ合い。
株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)値は1万541円92銭(QUICK試算値)と、きょうこれまでの日経平均の高値(1万519円)よりも高いままだ。SQ値を上値のメドとして意識する声が多く、これを超えられないようだと目先は相場の調整圧力が働きやすいという。
10時時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2485億円、売買高は同14億880万株。値上がり銘柄数は704、値下がりは769、変わらずは219。
トクヤマ、IHI、GSユアサが上昇。ANA、三菱重、三菱商もしっかり。半面、ファストリが商いを伴って下落。テルモ、セコム、コマツがさえない。
東証2部株価指数は続伸。大幸薬品、東理HD、日立システムが買われた。一方、ラオックス、セントラル総、アルコニクスが軟調。