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9,830.4 前日比 +104.82(+1.08%)
アメリカの株式トレードは順調に回復ですね。
日経平均は戻らないのは政治家の問題も大きいのかな??
【ニューヨーク時事】
8日午前のニューヨーク株式相場は、アルミ世界最大手アルコアの好決算や雇用情勢の改善を示す指標を手掛かりに上伸して始まった。優良株で構成するダウ工業株30種平均は寄り付き直後、取引時間中としては1週間超ぶりに一時9800ドルを超えた。
午前10時現在、ダウは前日終値比46.33ドル高の9771.91ドル、ハイテク株中心のナスダック総合指数は12.47ポイント高の2122.80。
アルコアが前日引け後発表した7~9月期決算は、コスト節減が奏効し、予想に反して4四半期ぶりに黒字転換した。業績回復に強い自信を示したことから、今後本格化する主要企業の決算発表を前に期待が高まり、買いが広がった。また米労働省が朝方発表した最新週の新規失業保険申請件数が前週比3万3000件減と、予想以上の改善ぶりを示したことも、雇用情勢の悪化に歯止めが掛かりつつある証左と受け止められた。
金塊先物相場が3日連続で最高値を更新するなど、商品相場の堅調も資源株の買いにつながっている。また小売り各社が発表している9月の既存店舗売上高が、総じて予想ほど悪くなかったことも、歳末商戦に対する懸念を若干後退させた。
ダウの1万ドル超えに再び注目が集まっているが、「今後数週間続く企業決算で予想外の弱さが示されない限り、上伸の勢いを止めるのは難しいだろう」(ジェフリーズの主任市場ストラテジスト、アーサー・ホーガン氏)と、慎重ながら楽観的な見方も聞かれた。
個別銘柄では、アルコアが上伸する一方で、朝方好決算を発表した清涼飲料大手ペプシコは反落。ニューモント・マイニングなど資源株は総じてしっかり。